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プレスリリース
2023.05.23

花屋さんの感動体験・事例「JFTD花キューピット 感動創造コンテスト」開催

一般社団法人 JFTD(所在地:東京都品川区 会長:澤田 將信)は、「JFTD花キューピット 感動創造コンテスト」を開催いたしました。本コンテストでは、花キューピット加盟店がお店で行っている、お客様来店時や商品制作、配達等における工夫や取り組み、またそこから生まれた感動的な体験・事例などを幅広く募集しました。

初開催となる本コンテストは、全国約4,100店を対象に2022年11月10日~2023年2月28日を応募期間とし、集まった事例から審査を行い、最優秀賞1名、優秀賞3名、特別賞3名が選出されました。2023年4月16日、東京ビッグサイトで行われた「JFTD花キューピット 2023フラワーデザインコンテストin東京」内で表彰式が執り行われました。

最優秀賞には、大分県豊後高田市 花れん 都甲環さんの取り組み「オリジナル包装紙を使った花一リンプレゼント」が選出されました。

受賞者と取り組みのご紹介

【最優秀賞】

大分県豊後高田市 花れん 都甲環さん「オリジナル包装紙を使った花一リンプレゼント」

3,000円以上お買い上げのお客様にガーベラまたは季節の花を一輪プレゼントする取り組み。お渡しの際の包装紙外側に漫画形式でガーベラの紹介と管理方法を印刷

【優秀賞】

新潟県魚沼市 清花園 杵淵豊さん「お花を楽しむこと取り扱っています」

いつでも自由に参加できるワークショップ「はなあそびば」を実施。

北海道千歳市 今村花店 斉藤充さん「コロナ対応病院や老人施設へカーネーションをお届け」

2020年母の日にコロナ受け入れ病院やクラスターの起きた施設へカーネーションのアレンジとメッセージカードをプレゼント。

三重県津市 花やの六さん 奥田高代さん「私達の姿勢」

丁寧な水揚げと制作時に花先・葉先まで見ること。大きくはこの2つを習慣化し、全従業員で徹底。



表彰式

2023年4月16日、東京ビッグサイトで行われた「JFTD花キューピット 2023フラワーデザインコンテストin東京」内で表彰式が執り行われました。

JFTD花キューピット 澤田 將信会長から、最優秀賞に選ばれた都甲環さんへ表彰状と賞金が授与されました。

授賞した都甲環さんからは「花一輪でこの舞台に立てたことを大変恐縮しています。こちら(フラワーデザインコンテスト会場)には立派で見事な作品がたくさんあります。しかし、花一輪の力、癒しを、もう一度みなさんと共有したいと思っています」と喜びのスピーチがありました。

最優秀賞受賞者インタビュー

最優秀賞を受賞した大分県豊後高田市 花れん 都甲環さんに今回受賞された取り組みについて、インタビューを行いました。

―そもそも、この花一リンをプレゼントする取り組みはどういった動機で、いつ頃から開始されたのですか。

(都甲さん)お客様やより多くの方に喜んでいただきたいという気持ちが動機です。当店は、家族や友人のお祝いや職場の送別会など、ギフト用で購入されるお客様が多いです。また店の立地は郊外で、わざわざ車で買いに来てくださるお客様ばかりです。わざわざ足を運んでくださるお客様に感謝の気持ちを伝えたいと考えて、10年ほど前から開始しました

―最初から今の形で行っていたのですか。

(都甲さん)当初はポケットティッシュをお渡ししていたこともありました。あるとき、贈り先の方へ渡してしまうので、購入したお客様の手元にはお花が残らないということに気づき、お花をプレゼントすることを思いつきました。

―反応はいかがでしたか。

(都甲さん)それが、びっくりするほど喜んでくれるんです。「花は、贈るばかりで自分がもらうのは初めて」という方もいらっしゃいましたし、「いいんですか!」と驚いて大喜びする方もたくさんいらっしゃいます。性別や年代関係なく、どなたも想像以上に喜んでくださいます。新規のお客様に初めてお渡ししたときはもちろん、リピーターの方も「いつもうれしいわ」「また来たわよ」と言って、喜んでくださいます。

お渡ししたときの反応で新規の方かリピーターの方かわかるので、そういったことも接客上のプラスになります。

―一リンプレゼントの包装紙のマンガはどうやって誕生したのですか。

(都甲さん)マンガの内容はプレゼントするガーベラの紹介と管理方法です。これも初めからではなく、当初包装紙は無地でした。以前から当店ではお買い上げいただいたお花にお手入れカードを添えているのですが、プレゼントの一リンにもお手入れ方法を添えたいと考えました。そして当時イラストが上手な従業員がいたので、マンガにすることを思いつきました。内容は私自身が考えて、ラフな図や文章を渡し、描いてもらいました。包装紙はお渡しの際に必ず使うものですし、オリジナルでオーダーしてもそんなに高価ではありません。

―今回コンテストに応募した理由や受賞のご感想を教えてください。

(都甲さん)花店を経営する上で、技術と並び接客も重要と考えています。私自身、デザイン技術を競うコンテストにチャレンジしていた時期もありましたが、経営者として接客やサービスのほうにも力を入れていこうと徐々に考えるようになりました。接客やサービスの工夫を募集し、受賞者がフラワーデザインコンテスト会場で表彰される今回のコンテストは、「技術もサービスも」という自分の考えにもマッチし、共感したため応募しました。こういったコンテストを企画していただきありがとうございます。

一リンプレゼントをエントリーしたのは、全国の花屋さんにもどんどん真似してもらえたらと思ったからです。「花一輪運動」を全国に、世界に広めたいと思っています。

※花れん「花一リンプレゼント」は繁忙期等、一部行っていない期間がございます。

■一般社団法人JFTD花キューピット

代表者 :会長 澤田 將信  

所在地 :東京都品川区北品川4丁目11番9号日本フラワー会館

事業内容 :花贈り・花文化の普及(花育活動含む)/花贈り・花文化に関する研究調査/花贈り・花文化の国際交流/花き産業の活性化を促進するための人材育成/花キューピット取引関連(生花通信配達取引事業)/花とみどりのギフト券発行/会員のための共同事業(共同受注事業、共同購買事業、共同宣伝事業)

公式サイト :https://www.hanacupid.or.jp/